エンジンを改造する方法|engine.ini の設定
AssettoCorsa(アセットコルサ)で engine.ini の設定を変更して、エンジンの特性を改造する方法をメモ。
このファイルの設定を変更する事で、エンジン回転数やターボの設定などエンジンの特性を自由に変更する事ができる。(馬力などの性能とは別)
前提・環境
- Windows 10
- AssettoCorsa ver 1.16.3
engine.ini の内容
[HEADER]
VERSION=1
POWER_CURVE=power.lut
COAST_CURVE=FROM_COAST_REF
[ENGINE_DATA]
ALTITUDE_SENSITIVITY=0.1
INERTIA=0.120
LIMITER=7250
LIMITER_HZ=22
MINIMUM=980
DEFAULT_TURBO_ADJUSTMENT=1.00
[COAST_REF]
RPM=7200
TORQUE=100
NON_LINEARITY=0
[COAST_DATA]
COAST0=0
COAST1=0
COAST=0.0000015
[TURBO_0]
LAG_DN=0.996
LAG_UP=0.995
MAX_BOOST=0.8
WASTEGATE=0.8
DISPLAY_MAX_BOOST=0.8
REFERENCE_RPM=2000
GAMMA=0.5
COCKPIT_ADJUSTABLE=1
[TURBO_1]
LAG_DN=0.996
LAG_UP=0.995
MAX_BOOST=0.8
WASTEGATE=0.8
DISPLAY_MAX_BOOST=0.8
REFERENCE_RPM=2000
GAMMA=0.5
COCKPIT_ADJUSTABLE=1
[COAST_CURVE]
FILENAME=coast.lut
[DAMAGE]
TURBO_BOOST_THRESHOLD=1.90
TURBO_DAMAGE_K=5
RPM_THRESHOLD=7500
RPM_DAMAGE_K=1
パラメーターの説明
現状でわかる範囲内でメモ。
- [HEADER]
VERSION
フォーマットのバージョン?POWER_CURVE
エンジン性能曲線を設定するファイルの指定COAST_CURVE
- [ENGINE_DATA]
ALTITUDE_SENSITIVITY
INERTIA
LIMITER
エンジンのレブリミッター回転数。0 を指定するとリミッター無しLIMITER_HZ
レブリミッター時の周波数MINIMUM
エンジンアイドリング時の回転数DEFAULT_TURBO_ADJUSTMENT
- [COAST_REF]
RPM
エンジンブレーキが効き始める回転数TORQUE
エンジンブレーキの強さ。エンジンブレーキトルク値(Nm)NON_LINEARITY
- [COAST_DATA]
COAST0
COAST1
COAST
- [TURBO_0]
LAG_DN
アクセルを緩めた時のターボラグ。1に近いほどブースト圧の開放が速いLAG_UP
アクセルを踏んだ時のターボラグ。1に近いほどブースト圧のかかりが速いMAX_BOOST
ターボの最大加給圧WASTEGATE
ウェストゲートが機能するブーストレベルDISPLAY_MAX_BOOST
アプリ側で表示されるブースト計の最大値REFERENCE_RPM
ブースト最大圧になるエンジンの回転数GAMMA
COCKPIT_ADJUSTABLE
1がメーターに表示させる 0が表示させない
- [COAST_CURVE]
FILENAME
- [DAMAGE]
TURBO_BOOST_THRESHOLD
エンジンがダメージを受け始めるブースト圧TURBO_DAMAGE_K
エンジンが受ける1秒あたりのダメージ量RPM_THRESHOLD
エンジンがダメージを受け始める回転数RPM_DAMAGE_K
エンジンが受ける1秒あたりのダメージ量
エンジンの回転数について
LIMITER
の値を変更するとこで、エンジンの最大回転数(レブリミッター)を変更できる。
たとえば「11000までキッチリ回せ」と言われたりしたら、ここの数値を11000に変更する。
ただし RPM_THRESHOLD
の項目でエンジンがダメージを受け始める回転数の指定がされているので、ここも合わせて変更しないとエンジンブローしたりする。
また上記の設定で仮に11000rmpまで回転数を上げられるエンジンになったとしても、エンジン出力については別なので POWER_CURVE
で指定されている別ファイル(通常はpower.lut)の内容も変更する必要がある。
ターボについて
[TURBO_●]
の項目を追加するとこで、エンジンにターボを追加できる。
[TURBO_0]
を起点として、[TURBO_1]
、[TURBO_2]
とターボを増やせる。
たとえばターボの項目自体がない車(NA車両)に [TURBO_0]
の設定を追記すればターボを追加(実車でのボルトオンターボ?)することができたり
[TURBO_0]
だけ設定がある車(シングルターボ車両)に [TURBO_1]
の設定を追記すればツインターボ化できたりする。
参考
- 【AC Torque Helper】
エンジン性能曲線?トルクカーブ?を確認するのに便利なページ
https://acstuff.ru/u/torque-helper/
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